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Kemi - ブラジル音楽の旅


by sertao
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M とのニューヨーク

出生時の病院に、アメリカの大学病院にいくのでカルテを渡して欲しい・・といっても。
規則で渡せない、という。なんで?
他のどの病院もカルテのコピーと、丁寧に報告書までつけて渡してくれた医師までいたのに。当然あの居眠りしていた医者も半ばあわててカルテを渡してくれた。
なぜ、出生時の病院は渡さないのだろう・・・
一番大事な事実が書かれたカルテを私は取り返せずに、時間切れでニューヨークへ旅立った。

ニューヨークの郊外、ウッドストックにいる知人を訪ねて暫くそこにお世話になることになった。11月も半ば、ニューヨークの秋は深くなっていた。
市内の病院に通うには距離がありすぎる。
でも、紅葉やちらつく雪は綺麗だった。。
ウッドストックには、絵本作家や芸術家の家が多く。
エリックカールのアトリエもあった。マリエの大好きな「腹ぺこあおむし」の作者。
町全体が絵本そのもののような、マリエにとっては素晴らしい環境だった。
実際、私たちが暫く住処にした家も、日本人芸術家の別荘だった。。
グランドピアノと、マントルピース、屋根裏部屋に地下室。。
いつか見た映画に出て来たような、古くてなんとも雰囲気のある木造の家屋である。
この近辺は平和で、この数年事件はないという・・・
ポリスは1日中巡回してくれていて、逢えば気さくに声をかけてくれるような
おおらかさがあった。。
マンハッタンとは大違いだ。。

コロンビア大学の医師のアポイントの日までまだ数日ある。。
その間、私は日本からもってきたカルテと、生育暦をまとめる、
もし発達訓練などをすることになったら、と考えて、
病院まで毎日通えるように、市内のアパートの物件を探すなど、
のんびりとする暇もなく準備に勤しんでいた。
マリエは至って穏やかでマイペースに遊んでいる。
マリエは3歳になっていた。まだ歩行ができず日本からバギーのまま飛行機に乗り込み
ニューヨークでも簡単なAバキーで移動することに。
by sertao | 2008-08-06 00:02